急に起こる?パニック障害になるきっかけと対処法を徹底解説

急に起こる?パニック障害になるきっかけと対処法を徹底解説

 

パニック障害の1年間の有病率は、0.5%にものぼる

パニック障害とは、思いがけない時に動悸や息切れ、強い不安や恐怖を伴う発作などが起こる精神疾患のひとつです。発作が繰り返されると、「また発作が怒るかもしれない」という不安から外出を避けるようになるなど、日常生活に支障をきたすこともあります。

パニック障害の原因には、ストレスが関係しているとこともあり、今まで健康に生活してきた人に突然生じることも多いとされています。また、日本における1年間の有病率は0.5%もあることから、パニック障害は決してめずらしい病気ではないと言えるでしょう。そして、この0.5%というのは1年間での有病率なので、以前からパニック障害にかかっている人を含めると、相当数いると考えられます。

パニック障害が生じるきっかけとはどういうもの?

パニック障害の原因にはストレスが関係していることもあると述べましたが、明確な原因は未だに解明されていません。しかし、パニック障害は何か1つの原因で起こることは少なく、いくつもの要因が重なって発症すると考えられています。ここからは、どのようなことが引き金となってパニック障害が起こるのかを見ていきましょう。

脳の神経伝達物質のバランスが上手く調整できていないとき

脳内の神経伝達物質であるセロトニンが、何らかの原因で低下しているとパニック障害が起こりやすいといわれています。

セロトニンは、ドーパミンやノルアドレナリンなど他の神経伝達物質をコントロールし、恐怖や不安などの感情を抑え、精神状態を安定させる働きがあります。そのセロトニンの働きが弱くなることで、他の神経伝達物質とのバランスが取れなくなり、恐怖や不安の感情が高まった結果、自律神経が発作的な過剰反応(パニック発作)を引き起こしてしまうのです。

個人の遺伝的要因が関係することも

すべての人に当てはまるわけではありませんが、先天的な遺伝的要因によってパニック障害になりやすい体質があると言われています。

近親者にパニック障害者の人がいると、本人もパニック障害を発症するリスクが高くなるという研究結果も出ていますが、パニック障害の直接的な原因となる遺伝子は見つかっていないので、多くの遺伝子が関わり合うことで発症していると考えられています。

幼い頃の家庭環境やストレスが影響する可能性もある

明確には「きっかけ」ということはできませんが、幼少期の家庭環境が影響することもあるとされています。幼い頃に両親が離婚、虐待されたというような経験や、両親からの拒絶、過保護というような極端な対応をされた場合、当時は無意識に抑え込んでいた自分の感情が突然パニック発作になって現れることもあります。

また、パニック障害が起こる直前〜数か月前に愛する人との死別や別れを経験したり、家庭や仕事など様々な場面でのストレスが重なった場合にも、起こりやすいとも言われています。

パニック障害になったらどうすれば良いの?対処法はある?

パニック障害を発症してしまった場合、パニック障害を改善するためには正しい治療を行うことが大切です。ここからは具体的な治療法・対処法についてご紹介します。

まずは専門医から適切な薬を処方してもらうことが大切

パニック障害は、脳に何らかの機能的な異常があると考えられていることから、薬の効果が出やすいと言われています。危険な状態でもないのに、突然めまいや動悸というような症状が現れる場合、脳が間違った働きをしている証拠です。そのような症状を抑え、セロトニンの働きを高めるために抗不安薬や抗うつ薬を用いて治療を行います。正しい薬を服用することで、パニック障害や予期不安の症状が少しずつ落ちついていきます。

薬と並行して認知行動療法も効果的

認知行動療法とは、自分の誤った考え方を少しずつ修正し、正しい考え方を身につけていくという方法です。考え方が良い方向に変わることで、自分でストレスをコントロールできるようになり、症状が緩和されていくことも多いです。

また、薬物治療のように薬への依存もないため、パニック障害の治療や再発防止に良いとされています。しかし、薬物療法と併用することで、より高い効果を得ることができるということが報告されていますので、自分の症状に合わせて専門医と相談して行いましょう。

医師だけではなく、カウンセラーに話を聴いてもらうことも選択肢に

専門的なカウンセラーに、対話を通じて悩みを解消してもらうという方法です。パニック障害による症状以外にも、自分のつらい思いや不安な気持ち、以前経験したトラウマなどの話を聞いてもらい、心の整理をすることも大切なことです。

また、カウンセリングは面談によるものだけでなく、インターネットを利用したオンラインカウンセリングも多くあります。時間的な余裕がない方や、いきなり外出するのは恐いという方でも気軽に試すことができるので、ぜひホッとライフで相談してみてくださいね。

急に起きても焦らないために・・・パニック障害の知識を付けておこう

パニック障害は、誰にでも起こりうる可能性があるということがお分かりいただけたのではないでしょうか?パニック障害の症状や原因、対処法などの正しい知識を身につけておくことで、いざという時に適切な対処ができるようになります。パニック障害を経験したことがない人も、決して他人事だと思わずに、自分自身や周囲の人にパニック障害が起きたときのことを考えておくことが大切です。

こちらもお薦めの記事・同じジャンルの記事

報告する

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。