浪人生の親はどうすれば良い?焦らないサポートの仕方とは

浪人生の親はどうすれば良い?焦らないサポートの仕方とは

 

大学受験浪人はめずらしくない

まず浪人生の子どもをお持ちの親御さんにお伝えしたいことは、「大学受験浪人」は決して珍しいことではないということです。

政府が大学受験に合格した受験生に関する調査をしたところ、2019年度に大学へ入学した人のうち、現役生は全体の77.6%、浪人生が22.4%という結果でした。つまり、大学に入学した方の4~5人に1人が浪人生ということになります。

また、有名大学ともなると入学者全体の3~4割の人が浪人生であるという結果も。さらに、難易度が高いと言われている法学部や理数系の学部は、より浪人生の割合が高くなっています。

こうして数字にして見てみると、浪人生がいかに珍しいことではないかよく分かるかと思います。一昔前は、浪人受験する方がもう少し少なかったので、大学受験浪人が珍しいというイメージを持っている親御さんもいるかもしれませんが、今の時代では、浪人受験はオーソドックスなものとなっているのです。

我が子意外にも、浪人受験をされる方はいますし、浪人受験を支える親御さんも同じようにたくさんいいます。

そう考えると、「浪人は別に恥ずかしいことじゃない」「自分達のようにがんばっている親子がたくさんいるんだ」と、なんだか少し心が楽になるような気がしませんか?

まず子どもと親の気持ちのすり合わせを行うことが必要

子どもが浪人生であれば「志望校をどこにするか」ということは、とてもデリケートで重要な問題でしょう。受験をする上で、志望校への合格は一旦のゴールとなります。目指すべきゴールをしっかりと定めなければ、自分がどこに向かって努力すべきなのか分かりませんよね。

また親御さんはゴールへ向かう子どものサポートをする必要があります。そのためには、親子できちんと「同じゴールの方向」へと向かって行かなければなりません。

ここで子どもと親御さんの気持ちが噛みあっていないと、ゴールに子どもが集中して向かうことができません。つまり、「志望する大学=ゴール」が親と子で違うと受験は上手くいかないのです。実は「志望校をどこにするか」という問題で、親子の間に意見の相違が生まれてしまい、関係がギクシャクしてしまうケースが非常に多いのです。

親御さんの意見は、子どもの将来や幸せのことを考えてのことと思いますが、今一度、自分の心と向き合ってみてください。

子どもにとっての幸せとは何だろう?

子どもの幸せと自分の幸せを混同していないだろうか?

自分の幸せ=子どもの幸せだと思い込んでないだろうか?

子どもの人生は子どものもの。誰の人生でもありません。子どもの幸せは、子どもが自分自身で見つけていく必要があるのです。

志望校に関しては、頭ごなしに決めつけてはいけません。しかし、放任主義で何でも好きなようにさせるのでもなく、子どもが将来どういった仕事に就きたいのか、どういった目的でその大学に行きたいと考えているのかを、一度じっくりと話し合ってください。

そして、子どもの話をしっかりと聞いた上で、ご自身の思いも子どもに話してみてください。意見のすり合わせを行うことによって、どちらの意見よりも優れた「最善の答え」が出るかもしれません。

また、こういった話し合いを通して親子でしっかりと意識の共有ができていると、子どもはより安心して、受験へと臨むことができるでしょう。

親が焦りすぎるのはダメ!浪人生の子どもへのNGワード

浪人受験を目の前にしている子どもを見ていると、危機感の無さや頼りなさに焦りや不安を感じてしまい、親御さんがついつい嫌なことを口だししてしまい、子どもの機嫌を損ねてしまった・・・なんて経験がありませんか?

ここでは、浪人受験をする子どもに言ってはいけない「NGワード」について、お話します。

これからどうするつもり?

「これからどうするの?」や「大丈夫なの!?」といった言葉は受験生にとっては禁句です。なぜならこの言葉は、結果がなかなか出ずに焦って不安になった親御さんから漏れ出た言葉だからです。

もちろん、親御さん自信が不安で焦る気持ちは分かりますが、今一番辛いのは誰なのか、もう一度確認してみてください。浪人受験を控えた本人が誰よりも苦しく不安で焦っているはず。それなのに、余計に追い込むような言葉をかけてしまうのは控えることが賢明です。

もし、ノドまでその言葉が出てきてしまったとしても、グッとこらえるようにしましょう。

もっと頑張るべきだったのに

「もっと頑張るべきだったのに」「努力不足じゃないの?」この言葉にも要注意です。

子どもに発破をかける意味ではいい方向に動く場合もありますが、浪人受験の場合には適した言葉ではありません。当人は一度受験を失敗したことでとても傷ついている上に、もっと頑張るべきだった、努力が足りなかったことは本人が痛いほど自覚しているはずです。

その言葉を第三者に言われてしまうと、傷口に塩を塗るようなものです。それに過去のことをとやかく言っても何にもなりません。

大切なのはこれから控えている受験。発破をかけたいのなら、「あなたは頑張っているよ!」とポジティブに背中を押してあげるような言葉をかけてあげましょう。

あえて言葉にせずに見守るだけ

何も言わずに子ども見守るということも、時には大切です。ただ、言葉にしなければ伝わらないこともあります。いつまでも何も言わずにただ見守っているだけだと子どもが孤独を感じ、親は自分に無関心だと感じてしまうこともあるからです。

ここぞという時には、たった一言「サポートできることがあったら何でも言ってね」「何かできることない?」などと声掛けしてあげることも大切です。

そのたった一言が子どもを勇気づけ、安心感を与えてくれることもあるのです。

選択肢を広げよう!志望校に入学するための方法は数多く存在する

「浪人生になったから、今回不合格だと後がない」「今年、志望校がダメだったら諦めよう」そんなプレッシャーに押しつぶされてしまいそうな子どももいるでしょう。そんな子どもを見ている親御さんも辛いですよね。

しかし、受験方法の選択肢を広げることによって、そんな心の重圧が軽くなったり、より気持ちを楽にして受験に臨むことができることをご存知でしょうか?

志望校に入学する方法は、ストレートに受験するだけではないのです。

そういった情報や知識を親御さんが身に着けておくだけで、より間口の広いサポートができますし、子どもの受験のプレッシャーを軽くしてあげることもできるかもしれません。

志望校受験に強い予備校に通う

どの予備校にも得意としている大学というものがあります。各大学の試験傾向を分析しており、その大学受験に特化した授業やカリキュラムを用意しているためです。

志望している大学受験に強い予備校を選ぶことで、より合格への道のりが近くなります。また、同じ目的を持つ仲間も多いため、お互いをいい意味で高め合うこともできるでしょう。

一旦別の大学に入り、志望校に編入する

浪人しても志望校合格が難しい場合もあるかと思います。そんな時には、一時的に違う大学に入学してから2年後に「編入学試験」を受けて合格することで、志望校に編入することも可能です。

各大学により編入条件や時期はさまざまですので、あらかじめしっかりとリサーチしておくことをおすすめします。

志望校の通信課程で学ぶ

志望校に通信課程があれば、そういった手段で入学するのも選択肢の一つです。通信課程でも卒業すれば通学過程と同等の扱いですので、就職で不利になるというようなことはありません。

通信課程であれば働きながらでも大学に通うことができますが、レポート提出やスクーリングなどが多いため、徹底された自己管理が必要になります。

どうしても志望する大学に通い、卒業したいという強い意思があるのであれば、通信課程という選択肢も良いでしょう。

親の適切なサポートは子どもの明るい未来を創る

浪人生である子どもの心は、親が想像している以上に不安や焦りでいっぱいな状態です。子どもをサポートする親御さんも、さぞ不安で焦られることと思いますが、そんな時には「今、いちばん誰が辛いか」ということを今一度確認する習慣をつけるようにしてみてください。

それができれば、子どもを追い込んだり傷つけたりするような言葉ではなく、労わりの言葉や心地の良い励ましの言葉をかけられるのではないでしょうか?

また、言葉をかけるだけではなく、親御さん自身が受験に関する知識を身につけるのも、違った形のサポート方法です。

言葉で受験に対するプレッシャーや不安、緊張をほぐしてあげながら、今回ご紹介したような、志望校に強い予備校や編入に関する知識などを、それとなく子どもにアナウンスしてあげてみてはいかがでしょうか?そうすることで、子どもはより安心して受験に臨めるはずですよ。

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